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ガテン系なボラはいつ以来だろうか?震災から3年過ぎて、またそろそろ何かしたいと思っていたところに呼びかけがあったので迷わず参加。場所は宮城県名取市閖上、海のすぐそばで津波で大被害を受けた地区。これから土砂で嵩上げをして埋め立ててしまうため、その前に側溝などに埋まっているかも知れない行方不明な方の一部でもいいから見つけたい!というもの。集合場所の中学校前の道の手すりも倒れたままだし、学習机に書かれたメッセージにも心を打たれる。

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普通のガテンと違うのは、側溝から出した土砂は中身をくまなく調べてお骨や思い出の品がないかを確認し、最終的には元通りに戻してしまうというもの。せっかく出したのに・・・と初めは思ったけど、土砂の中に何かないかを探している内に無心になり、いつのまにか「早く帰って来たらいいのに」と念じていた。

周りを見渡すと更地に草が生えていて、何も考えなければ「もともと野原だったのかな?」とも見えなくもない所。それでも良く見れば所々キレイな花が飾ってあったりして「あ、ここには家があって、亡くなった方がいるんだな・・・」とあらためて認識する。ギュっと心臓をつかまれたような気になる。

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短いお勤めを終えて、ちょっとしたモノしか見つけられなかったけど、翌日の全身筋肉痛は約束された心地よい疲労に包まれ作業終了。まだまだいろんな仕事が残ってる、やれることからコツコツやっていこう。